FACEは、英語を学ぶプログラムではありません。
英語を通じて、グローバルで他者に影響を与える力——Communication Leadershipを、9週間で育てます。
海外進出企業はこの10年で約2倍に拡大し、国内でも外国人顧客・従業員・パートナーとの協働が日常になっています。一方で、日本人ビジネスパーソンの英語力指標は世界112カ国中92位(2024年、EF EPI)——過去最低を記録しました。しかし、本当の課題は「英語力の総量」ではありません。
「AIで同時通訳できる時代、英語を話せなくてもいい」——この言説は半分正しく、半分間違っています。
定型的な情報伝達は、確かにAIが担えるようになりました。しかしリーダーの仕事の本質は、情報伝達ではありません。信頼を築き、その場の空気を読み、即興で意思を通し、肉声で約束する——これらは通訳機越しには成立しません。
むしろAIが情報変換を担う時代、人間が直接関わる領域は「リーダーシップの質そのもの」に凝縮されます。「流暢さの優劣」が問われた時代は終わり、「どう自分を通じて人と組織を動かせるか」が問われる時代です。
英語の価値が下がったのではない。
「リーダーとしての英語力」の価値が、かつてなく上がっている。
かつてのグローバル化は、「市場の拡大」でした。いまのグローバル化は、「規制の急変」「サプライチェーンの緊密化」「国内の国際化」が同時進行する複雑性の増大です。英語が必要な場面は、観光会話や決まり文句の応酬ではなく、多国籍環境での意思決定と合意形成に移っています。
義務教育から大学卒業までに英語に費やす時間は平均1000時間以上。にもかかわらず、ビジネスで通用するB2レベルに到達する日本人は全体の6%にとどまります(PROGOS調査)。不足しているのは単語や文法の知識ではなく、他者に影響を与えるための構造と実践経験です。
外国人パートナーの多くは、日本のビジネスパーソンの専門性・誠実さ・視点に高い敬意を持っています。「もっと意見を聞かせてほしい」と求められる場面も少なくありません。それでも、多くの人が会議で埋もれ、交渉で引き下がり、専門性を発揮しきれないまま機会を逃していく。
必要なのは、もう一段の英語学習ではなく、英語を使って他者に影響を与えるための、体系化された実践法です。
FACE(Fostering Adaptive Communication in English)は、Learner's Learnerが独自に開発した選抜型プログラムです。米国ミネルバ大学の教育思想——「適応型リーダーシップ」と「学ぶ力」——を、英語コミュニケーション領域に展開しました。目指すのは、受講者一人ひとりが英語を通じて、意図を持ち、準備をし、周囲に影響を及ぼせるようになること。それを私たちはCommunication Leadershipと呼びます。
他者・組織・場に対して、自らの意図を明確にし、信頼を醸成し、合意を実行に変える力。流暢さや発音の完璧さではなく、「場で何を起こすか」を自分で設計できる力です。
現場で成果を生む英語力は、一つの能力ではなく、三層の統合です。
日本の英語教育は語学スキルに偏り、実践スキルと内面要素の育成が手薄になってきました。FACEは、三層を同時に統合的に鍛える構造を持っています。
英会話研修は、「話せるようになる」ことをゴールに設計されます。FACEは、「英語を通じて、人と組織に影響を与えるリーダーになる」ことをゴールに設計されています。使うツールとして英語を磨きつつ、リーダーシップの本質——自己認識、他者理解、意図を持った対話、説得と交渉——を体系的に学ぶプログラムです。
"最後のセッションまで来て、ああこれは英語の研修というよりは、英語とコミュニケーションを通じたリーダーシップの研修だったんだな、と腑に落ちました。意図を持って、そのために準備をして、コミュニケーションに臨む——これがセッションを通しての一番の学びです。"
FACEのカリキュラムは、Influence Stackと呼ぶ5層の階段構造で設計されています。一段ずつ積み上げることで、「英語が流暢でなくても、場に影響を与えられる」実践力が身につきます。
5層のInfluence Stackは、以下の9つのセッションテーマを通じて段階的に積み上がります。
FACEは、単なる週次セッションの集合体ではありません。毎週の反転学習サイクル、週次のAssessmentレポート、そして修了時の個別最終レポートが連動することで、学びを業務に実装し、9週間分の成長を受講者個人の資産として残す設計になっています。
「自分がいま、どのレベルにいて、どこに次の課題があるか」が毎週データで見える。これが、受講者の自己認識を加速させ、9週間という短期間でも質的変容が起きる理由のひとつです。
"自分の英語を数値化していただき客観化してもらうことで、自分の立ち位置が分かったことは非常に良かった。Fillerを減らすようにTryした回もあったのですが、数字が明らかに変わり面白かった。"
9回分のAssessmentデータ、セッションごとの行動観察、ファシリテーターの所見を統合し、受講者一人ひとりに個別最終レポートを発行します。受講者個人のキャリア資産として残るドキュメントです。
"体系的にツールが理解できたこと。そして、どういう点から自分を認識する必要があるか、また、自分がどう認識されているかを把握できたこと。自分が到達したいレベルが高いことを痛感しました。"
FACEは、Communication Leadershipを磨く場です。英語の運用力強化とリーダーシップ開発を統合し、両方の成果を9週間の単一プログラムで実現します。
FACEを設計・監修するのは、元外交官で、総理・外務大臣の通訳を務めた黒川公晴。国際交渉、多国間会議、プレス対応——英語で成果を出すことが即時に問われる現場に立ち続けてきました。「準備の設計」「相手の意図の読解」「構造的な発話」「合意形成のアーキテクチャ」など、そこで培われた実践知を体系化してカリキュラムに落とし込んでいます。机上の理論ではなく、実際に国際舞台で機能した技法だけを残した、独自のプログラムです。
セッション時間の75%以上を「思考」「対話」「発表」などのアウトプットに費やします。知識を覚えるのではなく、業務の場で実際に使える技法として定着させることを優先した設計です。
毎週の発話を6領域×5段階で評価し、CEFR推定と改善策を個別レポートで提供します。「自分の英語はいまどの位置にあり、次に何を鍛えるべきか」が常に可視化されるため、学習が「頑張った実感」ではなく「数値で検証された変化」として定着する構造になっています。
1クラス8〜10名程度の少人数制。ファシリテーターからも、受講者同士からも、濃密なフィードバックが得られる環境を担保しています。異なる業界・役職の受講者が集まることで、多角的な視点での学び合いが生まれます。
FACEは、組織開発・リーダーシップ開発・グローバルコミュニケーションの最前線で活動する講師陣によって運営されています。自ら国際的な現場で実践し続ける専門家が、受講者一人ひとりに向き合います。
外務省にて12年間、北米・大洋州・中東を含む多様な地域の外交案件を担当。総理大臣・外務大臣の通訳として、国際交渉の最前線に立つ。35歳で独立し、組織開発・人材開発のコンサルタント/ファシリテーターとして活動。2021年からは米国ミネルバプロジェクト社と事業提携し、ミネルバ式リーダーシップ開発プログラムを日本の企業幹部層向けに提供している。ペンシルバニア大学組織開発学修士。
FACEでは、黒川に加え、組織開発・リーダーシップ開発・グローバルビジネスにおける実践経験を持つ複数のファシリテーターが、プログラム運営に参画します。少人数制の強みを活かし、受講者の業種・役職・課題に応じた多角的な学びの場を提供します。
2026年1月〜4月、日系大手メーカー等に所属する8名のマネージャー層を対象に、第1期パイロットプログラムを実施しました。修了時点で実施した受講者サーベイ(回答率100%)の結果を公開します。
プログラムに費やした時間に対する価値について、8名全員が満点評価。忙しいマネージャー層が、業務時間を割く意義を明確に感じられる設計になっています。
定性データでは「英語観の変容」「自己認識の深化」が大多数に発生。単なるスキル定着ではなく、英語コミュニケーションに対する認知的転換が起きていることが確認されました。
「間違いを恐れず挑戦できる場である」という評価が全員満点。ファシリテーターの運営姿勢と、少人数制の環境設計によって、本音で議論しフィードバックを受け合える場が担保されています。
個別Assessmentで、フィラー削減・語彙多様性・発話構造・音声明瞭度などの定量的改善を全受講者で観測。
第1期受講者全員(8名)が、同僚・知人への推薦意向を示しました。ここでは、受講者自身の言葉で語られた変化を、4つの観点で紹介します。
"Nativeに近づかないと、という思い一辺倒から、Non-nativeなりの生存戦略を知り、そこにポジティブになれた。会話のflowについていかないと焦る自分を落ち着かせられるようになり、口数少なくとも効果的に場を動かすことを意識できるようになった。"
"Leadershipのあるべきコミュニケーションを学んだという事実が、自信につながりました。業務で英語を使ったプレゼンをするとき、以前よりはきはき発言できるようになった気がしています。"
"Effective communication is very different from English proficiency. I feel I could improve communication in any language with this training."
"当初は英語力アップを目的に頑張ろうと思っていたのですが、回を重ねれば重ねるほど『あるべきリーダー像とは?』『より良いコミュニケーション、人を巻き込むコミュニケーションとは?』というテーマに興味が移行していくのを感じました。ここで学びを止めるのは勿体ないので引き続き、仕事・プライベート双方で今までの学びを活かしていきたいと思います。"
"I was really inspired by seeing a relatively young instructor with so much knowledge and capability to discuss leadership. It is a contrast to the traditional leadership we see in our company."
"Humble Inquiryを通して、良好な関係構築とチームのパフォーマンス向上につなげていきたい。コミュニケーション相手のCognitive Loadを考慮した対話を続ける。"
"意図を持って、そのために準備をして、コミュニケーションに臨む——これを日常業務の行動習慣にしていきたい。"
"一日の終わりに、振り返りの時間を持つ。「結論→理由→根拠の構造」が使えたか、使えなかったとしたら何故か、を自分で考えるRoutineを習慣づける。"
"業務におけるコミュニケーションの仕方が言語化され、構造的に理解・学び、成長させることができる機会。"
"英語でCommunication Leadershipを学び、語り、実践するという3拍子で、マネージャー・Supervisorをやっている人間には、とてもお勧め。"
"It is a safe place to make mistakes and have honest feedback. Communication skills learned go much beyond language and can also be applied in all situations, including personal life."
FACEは、グローバル人材育成・次世代リーダー育成の文脈で、選抜型プログラムとして導入されています。以下のような課題・背景を持つ企業・受講者像と、特に相性が良いプログラムです。
海外拠点の拡大、クロスボーダーM&A、外国人パートナーとの協業が増えている。社内に「英語を話せる人材」はいる。しかし、国際会議や交渉の場で意思決定に影響を与えられる人材は限られている。
TOEIC対策やビジネス英会話研修を実施しているが、スコアは上がっても、会議での発言量や交渉の成果は変わらない。学んだことが実務に接続しない。
将来、海外拠点長や事業部長を担う候補者に対し、英語運用能力だけでなく、リーダーシップとしてのコミュニケーション力を統合的に育てる投資をしたい。
海外メンバーとのレポートライン、海外拠点との定例会議、外国人パートナーとの折衝を日常的に経験する、またはこれから経験する層。
基礎的な英語運用能力(CEFR B1相当以上)はあるが、会議で埋もれる、交渉で引き下がる、プレゼンで存在感が出ないといった実感を持っている層。
自らの専門性・経験を、英語というツールを通じて国境を越えて届けたい。英語を学ぶ理由が、「できた方がいい」から「キャリアに必須」に変わった層。
FACEは、貴社の経営課題・育成方針・対象者プロファイルに応じてカスタマイズした上で実施します。初回のお問い合わせから実施まで、標準的には2〜3ヶ月をいただいています。
Webフォームからご連絡。資料送付と初回打ち合わせ日程調整。
育成課題、対象者像、時期をヒアリング。最適な構成を提案。
カスタマイズ内容と費用を提案書にまとめて提出。稟議資料も用意。
ご契約後、貴社にて受講者を選定。選定観点についてはご相談可。
Week 1〜9のセッション実施。毎週、個別Assessmentレポート。
個別最終レポートと人事向け実施報告書を提出。フォロー可。
※ 実施時期・受講者数・形式(一社単独/混成クラス)などは、貴社のご要望に応じて柔軟に対応いたします。